2011年1月28日に発売されたPCゲーム「星の王子くん」のエンディングテーマ曲「半分コ」を80's EurobeatにリミックスしたY&Co. Factory Mixが9曲目に登場します。

華やかなサウンド・ワークとキャッチーなメロディが見事にかみ合ったポップチューン「半分コ」。F.I.X. Recordsの津田朱里がキュートに歌い上げる「半分コ」をbeatmaniaIIDX他で活躍中のY&Co.が、レトロテイスト溢れる80's Eurobeatにリミックスしました。

弾け飛ぶリズムと共に軽やかにスタートする半分コ (Y&Co. Factory Mix)、スタート直後から飛び出すシンセの音色が80'sワールドへと一気に誘います。
そんな中、0:09からスタートするビシッと響く跳ねるリズムに、0:17から始まるボイス・サンプルを駆使して生み出されるリズム展開など、80's Eurobeatの代名詞と言えるサウンドが次から次へと登場。
0:25からは、80'sの音楽シーンに君臨したPWLを彷彿とさせるベースがスタート。その音色、その動き方、グルーブ感など、完璧に再現されたベースの出現に心が沸き立ちます。
さらに、ボイスサンプルやシンセを巧みに抜き差しし、徐々に華やかにしていくところなど、音色やネタのみならず、展開や手法に至るまで、80's Eurobeatワールドが寸分違わず再現されます。
そして、タム回しで煽った後、0:59から津田朱里の歌がスタート。
軽やかに跳ねるビートとうねるベースから成るリズム隊と、シンセのメロディがバックを華やかに彩る中、柔らかいボーカルが華麗に交り合ったサウンドは、心地よさ最上級。
シンプルさの中にダンサブルなテイストを巧みに差し込ませたサウンドワークには、絶妙なバランスで調整されたY&Co.の職人芸がしっかりと練り込まれています。
オリジナル・バージョンと80's Eurobeatの相性は完璧で、珠玉のポップサウンドが胸一杯に広がります。
間奏のサウンドや、タム回し、ボイスサンプルなど、隅から隅まで完璧に表現された80'sサウンドですが、圧巻なのは4:53からのエンディング展開。
徐々に音が減っていき最後はリズムだけになり、リズムが連打で鳴り響く中、次第にフェードアウトして行くという、PWL系のExtended Mixかと錯覚させるこの展開に、Y&Co.の拘りっぷりと本気さを実感しました。

最初から最後まで、80's Eurobeatの再現に拘り抜いた半分コ (Y&Co. Factory Mix)、80's Eurobeatを実際に体験し熟知しているY&Co.だからこそできた完璧なレトロ・サウンド、拘り抜いたエクスクルーシブなサウンドで80年代へと思い巡らせてみて下さい。