05 ReflectionS (Blue Twinkle Remix) レビュー

壮大なバラードナンバー『恋ではなく―― It's not love, but so where near.』主題歌「ReflectionS」がトランスにリミックスされ、5曲目に登場です。

繊細さと雄大さを併せ持ったバラード「ReflectionS」をトランスにリミックスしたのは、海外でも活躍する気鋭のトランス クリエーターBlue Twinkle。
TVアニメ『ToHeart2』オープニングテーマ曲「Hello」のリミックスではエモーショナルなリミックスを披露したBlue Twinkleが、スケールの大きなUplifting Tranceを制作しました。

4曲目の幸せな記憶 (Memory loss mix)が、余韻を残しながらゆっくりと消えて行った後、おもむろに鳴り始めたピアノのメロディーと共にReflectionS (Blue Twinkle Remix)がスタートします。
ピアノの調べとトランスシンセが混じり合った壮大な空気の中、リズムとベースが加わっていき徐々に厚みが増していきます。
荘厳な空気の中、0:29からカヒーナのボーカルがスタート。
疾走感のあるリズムに重厚なベースが生み出すグルーブ感と、トランス・シンセとボーカルが織りなす極上のメロディーが絡み合い、この上ない心地よさに全身が包まれていきます。
1:13からの一番のサビと共に最初のクライマックスが訪れます。
その後、疾走感溢れるサウンドで引っ張って行きつつ、2:25からの2番のサビの冒頭でリズムを切るなどの絶妙なテクニックが華を添えます。
そして、このリミックス最大となるドラマティックな展開が、3:40から始まります。
カヒーナの「目の前にあると」のフレーズと共にリズムが完全に消え、トランスシンセが降り注ぐ恍惚感に満ちた世界が眼前に広がります。
そこからリズムとメロディーが一つずつ追加され、気持ちと体を煽って行きながら、これ以上ないところまで引き上げた後、4:53に大爆発。
天国仕様のトランス サウンドの中、ボーカルが力強く響くという至高の世界がここに出現します。
そして、余韻を残しつつ煌めきながらフィナーレを迎えるエンディングの美しさは絶品の一言。その美しさに心が打ち震えます。

Uplifting Tranceによって新たな音世界を提示したReflectionS (Blue Twinkle Remix)。切なく、そして壮大なサウンドに仕上げたBlue Twinkleが生み出す極上のトランス(恍惚)ワールドをお楽しみください。